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道雅殿の背中。

ごきげんいかがでしょうか。
みやびブログへようこそ。頼綱でございます。

TOPページからリンクを貼っております
コミックエッセイ劇場の『うた変。』が、
ただいまちょうど道雅殿のお話でございます。
みなさまもうご覧いただけたでしょうか。

このお話には、裏話がひとつございます。

お話のなかで、
道雅殿の見事な背中が描かれているのですが
その背中が、下書きの段階ではもっともっと筋肉質で、
まるで「鬼の顔」のようだったそうなのです。

そちらも見てみたかった気がいたしますね。

ちなみに、このブログを書くにあたって、
実は最初は「カニ」としか思い出せず、
道雅殿の背中がもっとカニのようだった、、、と書きかけていたのですが
なにか違う気がして、念のため杉田殿に確認したところ
カニではなくオニでございました。

今冬愛用しておりますスヌードも
毛皮つながりか「ぬ……ぬ……ヌートリア」としか覚えられず
(「素ヌード」と当て字をすればいい、と幾人かの方に
ご指南いただき、やっと覚えられましたが)、
杉田殿には「なぜ頼綱殿は、いつも一文字しか
文字を覚えられないのですか?」と
聞かれてしまったことでございます。。。
私もたいへん不思議に思っております。

さて、本日も、
うつくしいぬりえをご紹介できることになりました。

2月20日のナルティスブログにて、
『うた恋い。美ぬりえ』デザイナーでもある
橋本さまの美ぬりえをアップしてくださいました。

http://nartis.exblog.jp/17504898/

まるで夢のような1枚です。
うつくしい。。。!
やさしくやわらかく愛らしく、
なにかほっとするような色彩でございますね。。。

目がうれしくなるような美ぬりえ、
ほんとうにどうもありがとうございます。

また、宮中からも、あたらしい美ぬりえが届きました。

0227_nurie.jpg

みやびブログでは初登場の匿名の女官が
初のデジタル彩色にて、届けてくれた作品でございます。

こちらもとても華麗でみやびでございますね。。。!

「BGMはもちろん、2巻DVDを流しながらやってました!」
というたいへんありがたいコメントも届きました。

この匿名女官は編集の仕事をしておりまして、
いつも遅くまでがんばっておりますが、
そのあと自宅で塗ってくれたようで、

> 塗りました~≧∀≦
> 遊んでたら楽しくなって完成しました☆彡

とメールが届いたのが、
平日の朝4時30分だったことだけが
心配ですが、、、、ともあれ、楽しんでくれたようでよかったです。
うつくしいぬりえを、どうもありがとうございました。

それでは、次は3月5日(月)にお目にかかる予定です。

みなさまそれまで、ごきげんよう。
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『うた恋い。』の源氏物語。

ごきげんいかがでしょうか。頼綱です。
期間限定の「みやびブログ」へようこそおいでくださいました。

最近、ブログが長くなっていて恐縮です。
歳のせいでしょうか。。。。

ひととき、おつきあいいただければ幸いです。

さて本日は、
杉田殿とふたり、手探りで1巻の制作をはじめて間もないころの、
思い出のひとつをご紹介いたします。

『うた恋い。』1巻に収録されております、
紫式部殿の和歌物語の裏話でございます。

まずはこちらをご覧くださいませ。
紫式部殿が『源氏物語』を描いているイメージシーンの
本編では使用されなかったバージョンでございます。

genji.jpg


1巻をお持ちのみなさまは、
ぜひ、実際のシーンと見比べていただければと思います。
60ページでございます。
ずいぶん、変わっていることがおわかりでしょうか。

このイラストも、
ある意味完成されているのですが、
『うた恋い。』で目指していた世界観からはすこし浮いてしまうため
実際に収録されたイメージに変更となりました。

こちらはこちらで、味わいがあり、
お蔵入りは惜しいと思っておりましたので、
今回のブログにて、ご紹介の機会を得られてよかったです。

通常は、ラフや下書きの段階で、
杉田殿と私のイメージの共有をしておりますので、
こういったイラストがペン入れの状態で残ることは
めずらしいのですが、このときは、ペン入れまで、
「ここに源氏物語のイメージシーン」ということで
進めていたため、このイラストが残っている次第です。

制作初期のころの、懐かしい思い出でございます。

話は変わりますが、
今週もあたらしい『美ぬりえ』が届きましたので、
ご紹介させていただきます。

今週は、『うた恋い。』のブックデザインをしていただいております
ナルティスのマネージャー上野さまが、美ぬりえをしてくださいました。

こちらのナルティスブログ、2月13日の更新分でございます。
http://nartis.exblog.jp/17454949/

見事な毛筆で、和歌をしたためてくださいました!
そして、女性らしいセンスのうつくしい色使い。。。!
色使いのイメージなどは、ぜひリンク先の記事をご覧くださいませ。
(その込められた意味に、感動でございます。。。)
義孝殿がビジュアル系となっていらっしゃるところも、
ひそかな見所でしょう。美麗でございます。。。!

貴重な週末のお時間をついやして、塗ってくださったとのこと。
「20年ぶりくらいにぬりえをやりましたが、面白かったです。」
と、うれしいコメントも頂戴いたしました。

美ぬりえの真っ白な背景に、なにをお書きになるのかには、
その方の個性がとても出るのだということを、
上野さまのぬりえを通じて、知ることができました。
ぬりえの世界は奥深いですね。

上野さま、美麗なぬりえをどうもありがとうございました。

つづいて、宮中の女官より、
あたらしいぬりえが届けられました。
以前、『美ぬりえ』の表紙を塗ってくれた女官の新作でございます。

utkyぬりえ

こちらもなんと見事な。。。。!
別人のように精悍な貞明殿・・・・・まるで綏子さまが
違う男性とたわむれていらっしゃるような。。。!

・・・・・・いえいえ、綏子さまに限って、そのようなことは。

またもや、ぬりえマジックでございます。
定家殿のイケメンぶりもすごかったですが、
貞明殿もなかなかでございます。

女官はおそらく意図していなかったと思われますが、
本来は白い服を着ている貞明殿の胸元も、
肌に塗られているため、色気も倍増でございます。
肌色面積を増やすことも、塗り方次第でできるという
美ぬりえのあたらしい可能性を見せてくれました。

おふたりの着物も、またオリジナルで描いてくれました。
綏子さまの着物にハートが飛んでいたりして、とてもかわいいですね。
着物の柄にも個性が出ております。
女官の仕事も充実しているところ、いつもありがとうございます。

宮中の別の女官が、
初のデータでのぬりえに挑戦してくれているという
うわさも耳に入っておりますので、
またあたらしいぬりえが届きましたら、
ご紹介させていただきます。

みやびブログをお読みいただいている皆さまも
それぞれの楽しみ方で、
ぬりえを楽しんでくださればと願っております。

ああ、また今週も話が長くなってしまいました。。。
おつきあいいだきまして、どうもありがとうございます。

次は2月27日(月)にお目にかかります。

それまでみなさま、ごきげんよう。

定家殿の相棒。

みなさまごきげんいかがでしょうか。頼綱です。

今日は、『うた恋い。』を創作する際に、
途中で設定が変わったため、表に出なかった4コママンガを紹介いたします。

teikagotoba.gif


百人一首の世界を、歌人の皆さまの物語として考えますと、
定家殿が主人公というところは変わらないにしても、
その相棒、パートナー的存在を誰にするのか、という部分を、
杉田殿と模索していた段階のマンガです。

定家殿の物語で、後鳥羽上皇は避けて通れない方。。。

ですが、やはり うた“恋”い。 ですので、
まずは定家殿の「恋」を先に取り上げましょう、ということになり、
1巻での定家殿のパートナーは、みなさまもご存じのように
式子さまになったのです。

そして、後鳥羽上皇のために用意されたビジュアルが
そのまま貞明殿に使われることになりました。
(気がつかれましたか?)
そう、貞明殿のビジュアルは、もともとは、
後鳥羽上皇のものだったのです。

以前、このブログで、1巻のキャラクター設定をご紹介したときに
貞明殿だけ、設定がなかったのはこの理由によります。

みなさまに読んでいただいたおかげで、
ほんとうにありがたいことに、
『うた恋い。』はシリーズで出せることになりましたので、
後鳥羽上皇は、続刊でご登場される予定です。

そのときは、どんなビジュアルでご登場されることでしょう。
とても楽しみですね。

最新のお話を少しいたしますと、
3巻のキャラクター設定も全員終わっております。

発売中の『うた恋い。美ぬりえ』で、先行登場しております
清少納言さまと藤原行成殿はもうご覧いただいた方も
多いかと存じますが、お二人以外にも、
うつくしい女性、魅力的な男性がたくさん登場いたします。

発売が近くなりましたら、またお目にかけられるかもしれませんので
楽しみにお待ちいただければと思います。

そうそう、『美ぬりえ』といえば、
先週にひきつづき、なんと、今度は宮中の外から作品が届きましたので、
ぜひ、ご紹介させていただきたいと思います。

有隣堂 厚木店さまより。

utakoi07.jpg


業平殿と高子さまが、なんと美麗に。。。!!!
服や扇や背景など、細かいところまで繊細にお描きいただいております。。。!
先週も驚きましたが、色を塗る、というのは、
ほんとうにすごいことですね。

同じ線画が、塗る方によってこうも違った表情になるとは。。。
こんな業平殿に甘い言葉をささやかれたら、
女性の皆さまはイチコロではないでしょうか。(いちころ。。。はもう死語でしょうか。。。)

男性の皆さまも、こんなにうつくしい高子さまには
お声をかけずにはいられないことでしょう。

見事な美ぬりえ、ほんとうにどうもありがとうございます。

さて、こちらは、同じく、有隣堂 厚木店さまにて販売中の、
『うた恋い。美ぬりえ』につけてくださった
描きおろしイラストでございます。

utakoi06.jpg


こちらもなんとうつくしい。。。。!
お描きくださった方の愛情を感じる1枚でございます。

書店員さまのお仕事は、おいそがしくもやりがいがあるものだと
おうかがいしておりますが、毎日たくさんの本が届くなかで、
『うた恋い。』のぬりえをしてくださったり、うつくしいイラストで
本に華やぎをもたらしてくださり、感謝に堪えません。

有隣堂 厚木店さま、ほんとうにどうもありがとうございました。
お近くの方は、ぜひ、実物を見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

それでは、本日はこの辺で。

次は2月20日(月)にお目にかかります。

少し春めいてまいりましたが、まだまだ寒さが厳しいですので
みなさまくれぐれも、お風邪など引かれませんよう、ご自愛くださいませ。

『うた変。』第4回 更新しました

こんにちは。
WEBコミックエッセイ劇場のプチ公です。

2/8(水)の更新は
「東下り三人衆+α」
http://www.comic-essay.com/serial/detail/40

康秀の気持ちを知ってか知らずか
思わせぶりな歌を詠んで返した小町。

冗談とは思っていても
小町を訪れた業平と康秀。

若い頃を思い出し、一緒に三河まで行くことにした
三人だったが…

男女の間の友情もいいもんですよね。
続きは作品でお楽しみください。

壁紙更新、美ぬりえの競演。

寒い日が続きますが、ごきげんいかがでしょうか。
頼綱です。

ついに宮中の私がおります場所にも、
インフルエンザで倒れた方が出まして、
本日からしばらく、マスクの着用が義務づけられました。

花粉も飛び始めておりますし、
みなさまもくれぐれもご自愛くださいますように。

さて、2月に入って最初の更新となりました。

すでにお気づきの方もいらっしゃるかと存じますが、
新しい壁紙もTOPページにて更新されております。
ぜひご利用くださいませ。

今回の壁紙にはひとつ思い出が。。。。

1巻を制作中に、
私もこの義孝殿のイラストのうつくしさに魅了され、
杉田殿からいただいたデータをデスクトップの壁紙として、
使用させていただいておりました。

とある打合せの際に杉田殿にも、その壁紙をお見せいたしました。
その場では特に何もおっしゃらなかった杉田殿ですが、
1巻のお仕事がすべて終わられて一息ついた際に、
こうおっしゃったのです。

「頼綱殿の壁紙は比率が変わっていましたから、正しいものをお作りしましょう」…と。

すでに杉田殿が壁紙をご覧になってから、
何ヶ月かたっていたのですが、
もともと壁紙用のデータではないものを使っていたため
比率が変わってしまっていることをずっと覚えていてくださり、
仕事が落ち着いたら、
新しい壁紙を作ってくださるおつもりだったようなのです。

私の感動がいかばかりだったかおわかりでしょうか。。。

そのとき杉田殿は電話口でおっしゃいました。
「頼綱殿のデスクトップのサイズを教えてください」

私がさっそく受話器を片手にサイズを測っておりますと、
そのやりとりを有能なアシスタントが一部始終見ており、
そっと私にささやきながら、なにやら数字の書かれたメモを渡してくれました。

「頼綱殿……デスクトップのサイズは定規では測れません。
このメモの数字を杉田殿にお伝えください」

かくして、私のパソコンには、正しい比率の
完璧にうつくしい義孝殿の壁紙が
杉田殿から送り届けられたのです。

あれから1年半……こうして、たくさんの方のデスクトップに
うつくしい義孝殿の壁紙をお届けできることになり、感無量でございます。

さて、昔話はさておき。

本日は、発売中の『超訳百人一首 うた恋い。美ぬりえ』を
宮中の女官たちが塗ってくれたものが届きましたので、
ぜひ、ご紹介したいと思います。

まずはこちら。

utakoi01.jpg


………!!!
なんという……!!!
女官がこのイラストを届けに参りましたとき、
冗談ではなく、息が止まるかと思いました。。。。。。
定家殿が、イケメンになられている……!

女官によりますと、
「杉田先生のイラストは線がとてもきれいなので
塗っていてとても楽しかったです。」とのこと。

よく見ていただくと、服の模様や扇の模様なども、
すべてオリジナルで描き込まれております…!
小町さまの扇には、わが宮中の人気キャラクター「うさるさん」が…!
康秀殿の着物の柄は黄色だからとバナナにされていたり、
遊び心も満点でございます。

カラーインクでの彩色とのことでした。
すばらしいものを見せていただきました。

さて、同じイラストを、違う女官が塗ってくれたのがこちらでございます。
こちらは、色鉛筆を使用したとのこと。


utakoi02.jpg


同じイラストでも、ずいぶん違った印象になりますね。
こちらの定家殿は、私の見知った定家殿でございます。
定家殿…式子さまとイチャイチャ…いえ、睦まじいご様子、何よりでございます。
宮中での仕事の休み時間に、少しずつ、塗り進めてくれたとのことです。
色鉛筆ですと、失敗も少なく、よいように思いました。
こちらもどうもありがとうございます。

続いてはこちら。
大胆な一枚でございます。

utakoi03.jpg


こちらはどなたが塗られたのかは事情により
申し上げられないのですが、
まず全面に1色の地色を塗ってから、細部を塗り始める、
というたいへん大胆な塗りの1枚でございます。
残念ながら、途中で力尽きていらっしゃるご様子ですが、
ぬりえはそれぞれの楽しみ方で楽しむもの。これでいいのです。

最後に、私が塗った1枚を…

utakoi04.jpg

これは途中で力尽きたわけではなく、
あえて最小限の塗りを追求した1枚でございます。

……かように、どなたでも、それぞれの楽しみ方で
塗っていただける『超訳百人一首 うた恋い。美ぬりえ』。

来週も、もしかしたら、どなたかが塗ってくださった作品を、
お届けできるかもしれません。

塗り方によって、イケメン度もアップするとは
驚きの発見でございました。
私、頼綱のぬりえがないのが、返す返すも残念でございます。。。

長くなりましたが、今週は、このへんで。

次は、2月13日(月)にお目にかかります。

それまでみなさま、ごきげんよう。
プロフィール

utakoiyori

Author:utakoiyori
頼綱です。文暦2年、定家殿に『百人一首』を依頼。平成21年、杉田圭殿に『うた恋い。』を依頼。

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